@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00010630, author = {長谷川, 雅康 and 廣田, 拓也}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {2016-10-28}, note = {日本の子どもの手や身体の能力に関わる発達の歪みに、1970年代半ば社会的な関心が集まっていた。「ナイフが使えない」「ヒモが結べない」など手の発達の歪みが顕著になり、その実態を探る調査が種々行われた。とくに、子どもの手の働き、意欲、生活のあり方に注目した調査を引き継ぎ、1998年、2004年、2009年に鹿児島の小学生を対象に調査した。それらの結果を、先行研究の成果を含め、30数年に渡る期間の子どもの有り様を分析し、検討した。結果は大旨次のようにまとめられる。(1)遊びについては、「うまくできる」割合がほぼ全ての項目で、全学年で低下した。また、 未経験者の割合が増加した項目が少なくない。(2)道具使用については、「やったことがない」の割合が上昇し、「うまくできる」の割合が低下した。(3)意欲については、2000年代ほとんどの項目で大きな変化は見られない。(4)近所の友達と「よく遊ぶ」割合が全学年で減少し、一人でゲーム機などと向き合う傾向がある。(5)テレビの視聴時間は僅かに減少したが、長時間視聴もあり、問題である。総じて、子ども達の意欲はあるが、それに応える環境が不十分なため、自信を持たせるまでに至っていない。その拡充が学校・地域・家庭において緊要な課題である。}, pages = {167--201}, title = {子どもの手の働きと意欲に関する調査 : 鹿児島の小学生の事例}, volume = {62}, year = {} }