@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00012033, author = {中谷, 純江}, journal = {南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers}, month = {2016-10-31}, note = {オセアニアにおいて養子慣行は広く観察され、多くの人類学研究で議論されてきた(NAKATANI 2013)。ピンゲラップ島に関する先行研究によれば、相続や婚姻など親族制度は、人口増加とともに進化し、島の限られた土地に多くの人が暮らすことを可能にしてきた(DAMAS 1983, 1984)。例えば、二重相続は所有地が複数個所にちらばる結果につながるが、それがセキュリティの役割を果たしている。どこかの土地が塩水にやられても、別のところに芋類の収穫が期待できるためである。養子慣行も同様に土地の相続と結びついて盛んに行われてきた。本研究では、ピンゲラップ島の養子観光に焦点を当て、島の人口減少という近年の状況下で家族や婚姻、親族制度の変容について明らかにするとともに、コミュニティの維持・発展の方向性を考察する。}, pages = {73--74}, title = {ピンゲラップ島の養子制度 : 家族・親族・婚姻の変容との関わりにおいて}, volume = {56}, year = {} }