@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00012253, author = {津田, 勝男 and 東, 理香 and 佐藤, 史子 and 坂巻, 祥孝 and 櫛下町, 鉦敏}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-31}, note = {ハスモンヨトウ核多角体病ウイルスをより効率的に増殖するために,蛹へのウイルス接種による多角体の大量増殖を検討した。また,蛹の時期に死亡することを想定して6齢幼虫に多角体を経口接種して蛹期で回収する方法を検討した。感染幼虫の体液から採取したBudded virusを接種源とし,マイクロシリンジによりハスモンヨトウの蛹に経皮接種した。接種量は5μlと10μl,20μlでウイルスの生成量に差は認められなかった。接種時期は蛹化後1日目から3日目では差が認められなかった。接種部位を胸部,生殖器および腹部として蛹に経皮接種した結果,1頭あたりの多角体数は10^8個程度であった。また,ウイルス接種後の蛹内での多角体数は接種4日目に1頭あたり10^8個に達したが,以後の増加は認められなかった。6齢幼虫および前蛹にBudded virusを経皮接種して蛹期に多角体を回収することが可能であったが,1頭あたりの多角体数は10^8個程度であった。6齢幼虫後期に多角体を経口接種した場合は蛹で死亡することが認められた。このことから6齢幼虫に経口接種し蛹でウイルスを回収することが可能であると考えられたが,回収された多角体数は,1頭あたり10^8個程度であった。以上のことから,蛹におけるNPV多角体の増殖については,蛹化3日目までの蛹の腹部にbudded virusを5μlずつ経皮接種する方法がもっとも効率的であると考えられた。}, pages = {31--37}, title = {蛹を用いたハスモンヨトウ核多角体病ウイルスの大量増殖}, volume = {56}, year = {} }