@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00013115, author = {島, 義弘 and 浦田, 愛子}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {2016-10-31}, note = {本研究では,母親の発達期待や養育態度が絵本の読み聞かせに対する意義の認識や読み聞かせの方法に与える影響について検討した。第一子が幼稚園に通う母親161 名を対象に質問紙調査を行ったところ,自律性関係性重視の社会化目標が高いほど配慮型の養育態度がとられやすく,読み聞かせに対して情緒的意義を見出していたが,読み聞かせ方には直接影響していなかった。一方,達成重視の社会化目標が高いほど強制型の養育態度がとられやすく,情緒的側面とともに知的側面での意義を見出していたが,読み聞かせ方には直接影響していなかった。また,配慮型の養育態度は知的・情緒的両側面での読み聞かせの意義を認め,子どもを受容し,対話を重視した読み聞かせを行っているのに対して,強制型の養育態度は読み聞かせの意義・方法のいずれにも影響を与えていなかった。以上のことから,絵本の読み聞かせは直接的には母親の養育態度の影響を受けるが,養育態度の背後には子どもに対する発達期待が存在すること,発達期待は養育態度を介さずに,直接読み聞かせに影響を与えることもあることが示された。実際の読み聞かせ行動についての調査や子どもの発達について縦断的研究が今後の課題である。}, pages = {125--133}, title = {発達期待と養育態度が母親の読み聞かせの意義の認識と読み聞かせの方法に与える影響}, volume = {65}, year = {} }