@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00001356, author = {上村, 俊一 and 後藤, 久仁子 and 浜名, 克己}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-27}, note = {1994年から1995年に鹿児島県の農家で生産された子牛のうち, 特に形態的な異常がなく発育不良として淘汰された子牛112頭について, その血液生化学的所見を調査した.農家で離乳が行われる90日齢を境に牛群を分け, 下痢症の既往歴の有無(重度, 軽度, なし)で比較したところ, 90日齢未満では重度群でNEFAが有意に減少し(P<0.05), T-Cho, F-Cho, T-Bil, γ-GTPが低値を示す傾向が見られた.TP, Alb, A/G比, Mgは軽度群で高いが, 重度群で低下する傾向が見られた.ビタミンA, TG, BUNは軽度群で低下するが, 重度群では上昇する傾向が見られた.90日齢以上では重度群でPLとCaが有意に減少し(P<0.05), Alb, A/G比, T-Cho, F-Cho, NEFA, Mgが低値を, T-Bil, γ-GTP, BUNは高値を示す傾向にあった.TPとビタミンAは軽度群で高値を示すが, 重度群では低値を示した.BSP色素排泄能試験と肝臓の生検では, 半減時間が軽度に延長する症例の肝細胞の壊死, 空胞変性が認められた.また, 血清TGおよびγ-GTPとBSP試験結果には高い負の相関が得られた.これらの結果から, 著しい発育遅延の原因の1つとして, 慢性の下痢症による低栄養状態を起因とした肝臓の脂肪化, それに伴う肝機能不全による蛋白質代謝異常, 並びに脂質代謝異常が示唆された.}, pages = {9--14}, title = {発育不良を示した子牛の血液生化学的所見と肝機能検査値}, volume = {47}, year = {} }