@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00001358, author = {寺床, 勝也 and 藤田, 晋輔 and 服部, 芳明}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-27}, note = {南九州産スギの縦継ぎ材のヤング係数について検討した.本論文の目的は, スギ縦継ぎ材のヤング係数を打撃音法によるEfと静的曲げ試験によって得られるMOEとの関係から明らかにし, Efによる可能性を検討することであった.また, 種々の接着条件下におけるサワラの縦継ぎ材も同様に検討した.その結果以下のことが明らかとなった.1.供試したスギ6品種のヤング係数は比重の高い材ほどヤング係数も高い傾向を示した.品種別では, ヤナセ, ヨシノ, ヤク, アキタ, オビ, メアサの順であった.縦継ぎ後についも同様の結果を得た.2.縦継ぎ前後のヤング係数(EfとMOE, Ef′とMOE′)の関係において相関係数r=0.9以上の高い正の相関を得た.このことから, 打撃音法によるヤング係数の評価が可能となった.3.スギ縦継ぎ材のヤング係数の変動係数が減少したのは, ランダムな接合により平均化したためと考えられた.4.サワラの縦継ぎ材における接着条件では, 有効率で比較した場合, ジョイント数, 圧締圧力, 接着剤ともに顕著な差はみられず, いずれもEfとMOEの関係は高い相関を得た.5.サワラの縦継ぎ材では, 重回帰分析の結果から, ヤング係数(Ef, MOE)の影響が最も大きく, 縦継ぎ前のヤング係数を把握することにより, 縦継ぎ後のヤング係数を推定する最適な因子であることが明らかとなった.}, pages = {29--36}, title = {南九州産スギ材の強度性能(I) : 打撃音法による縦継ぎ材の強度推定}, volume = {47}, year = {} }