@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00014190, author = {梅林, 郁子}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {Mar}, note = {アントン・ブルックナーの弟子兼個人秘書であったフリードリヒ・エックシュタインは、ブルックナーから学んだ音楽理論について、未出版の「アントン・ブルックナー。音楽理論体系」の原稿を残した。ブルックナーは、30代のときにジーモン・ゼヒターに音楽理論や作曲法を師事し、強い影響を受けたことから、エックシュタインは「音楽理論体系」序文において、ゼヒターを巡る音楽的系譜について詳しく述べている。そこで本稿ではこの著述を基に、ゼヒターが直接に師事した指導者から受けた影響、著作などから受けた影響、そしてゼヒターが弟子に残した影響について、エックシュタインがどのように考えたのかを考察する。さらに、エックシュタイン自身の経験を踏まえた記述から、ゼヒターの高弟としてのブルックナーの指導法についても検討する。  エックシュタインが序文で、特にゼヒターを巡る音楽的系譜に焦点をあてた理由は、ブルックナーの音楽理論の歴史的背景を明らかにするためであった。ブルックナーの音楽理論を詳述する「音楽理論体系」本文の導入として、エックシュタインはブルックナーが学び、作曲に生かし、弟子に教えた音楽理論の、ひいては自分が学んだ理論の、歴史的な流れにおける位置付けを明確にしようと努めたのである。}, pages = {79--91}, title = {S.ゼヒターを巡る音楽的系譜とA.ブルックナーの指導法 : F.エックシュタイン著「音楽理論体系」序文の考察}, volume = {69}, year = {2018} }