@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00014352, author = {城野, 一憲}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {Mar}, note = {18歳選挙権の実現は、高校生を政治的な無能力者として位置付けてきたこれまでの状況に一石を投じた。その一方で、非政治化が進行し、「政治的中立性」の要求も高まりつつある学校の現場では、高校生が政治的・社会的なものとどのように関わるべきか、という重要な問題を検討するための素地が、今や失われつつある。本稿では、鹿児島県内の高校等の具体的な状況もふまえて、現代日本における高校生の「政治活動の自由」とその制限の許容性を検討する。 本稿の第2章では、18歳選挙権の実現の経緯と、それを契機とした高校生の政治活動制限の枠組みの変化、そうした変化の過程で問題となった政治活動の「届出制」をめぐる全国の状況を整理する。第3章では、鹿児島県内の高校等への聞き取り調査によって得られた知見もふまえながら、特に、校外の政治活動の「届出制」とそれに関連する規制に含まれている法的問題を析出する。第4章では、これらの整理と分析をふまえて、今なお高校生の「政治活動の自由」を広範に制限することを基礎付けている、①学校における法秩序の特殊性、②身分従属的な権利観、③肥大化する「政治的中立性」要求という3つの要素を提示している。}, pages = {17--51}, title = {高校生の「政治活動の自由」とその制限の許容性 : 政治活動の「届出制」についての実態調査もふまえて}, volume = {68}, year = {2017} }