@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00014355, author = {梅林, 郁子}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {Mar}, note = {本稿では、フーゴー・ヴォルフが1880年に作曲したピアノ曲《ハインリヒ・マルシュナーの〈ハンス・ハイリンク〉からのワルツ=フィナーレ》について、その成立状況と編曲手法を論じる。彼の他の現存するピアノ作品は全てヴォルフ全集に収められ、公の形で出版されているが、この作品は全集出版時に行方不明であったため収録されず、2011年にようやくマルグレート・ジェストレムスキーにより、自筆譜の所在が明らかにされた。《ワルツ=フィナーレ》は、マルシュナーのオペラ《ハンス・ハイリンク》第1幕最終曲の編曲だが、オペラのヴォーカル・スコアを、記憶を頼りに書き出したものであるため、ヴォーカル・スコアと大変良く似た作品となっている。このオペラをヴォルフが好んだ理由として、先行研究では、作曲地マイアーリンクとオペラで描かれる情景の類似が挙げられているが、特にこの場面を選択した理由として、ヴォルフが好んだ題材である、男性の「恋愛に対する不器用さ」が前面に出ていたからとも考えられる。}, pages = {107--117}, title = {フーゴー・ヴォルフ作曲《〈ハンス・ハイリンク〉からのワルツ=フィナーレ》の成立状況と編曲手法}, volume = {68}, year = {2017} }