@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00014357, author = {清水, 香}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {Mar}, note = {現代工芸領域の作品は、素材そのものから発想し、工芸独自の表現活動を行っているものが多い。これまで作者の制作意図の媒介物でしかなかった素材は、近年、素材という物質には独自の表現力が潜んでいると考えられるようになり始めた。工芸領域のなかでも陶芸分野においては、土を材料ではなく素材と呼び、土がもつ可塑性や土肌、色味など、作者の視覚や触覚に働きかける物質の性質それ自体が、作品表現のためのイメージや造形思考へ強く働きかけるのではないかと考えられているのである。 本稿は、つくるもととなる素材が、作者の造形思考へどのように影響を与え関わるのか考察するものである。素材の生成過程や特性を解説することで素材の性質を捉え、その素材から作者はどうイメージし造形思考を深めているのか作者の言葉を用いながらまとめていく。特に本稿では、作者と素材との関係性がより明確な、陶芸分野においてオブジェと呼ばれる立体造形に焦点をあてていく。}, pages = {131--139}, title = {現代工芸領域における素材への意識 : 陶による立体造形からの視点}, volume = {68}, year = {2017} }