@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00014601, author = {肥後, 祥治 and 今村, 幸子}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {Mar}, note = {我が国の障害児者サービスは、施設での専門家によるサービス提供という方針の下に教育、療育の充実が図られてきた。この方針下でのサービス提供は、専門家や施設の数的格差等の問題により受けられるサービスの地域間格差の問題が生じていた。ペアレント・トレーニングは、保護者が行動分析の理論を系統的に学び、家庭での子どもの支援を援助する方法である。保護者がプログラム実施者となることは、サービスの地域間格差の問題を解決する一つの方法であるが、ペアレント・トレーニングの専門家の少なさの問題により、保護者のペアレント・トレーニングへのアクセスは容易ではない現状がある。 本研究では、CBR の考えにもとづき教員・保健師・保育士等をペアレント・トレーニングのインストラクターとして養成するためのプログラムを実施し、プログラム期間中の参加者の知識・技術の獲得状況や、心理的な変化について分析した。プログラム参加者は整理・簡略化された講義による知識の習得と同時に、各自が設定した課題に取り組むことを通して、標的行動の選択や環境設定、記録の重要性について体験的に学習した。プログラム終了後の質問紙の結果から、行動分析の知識・技術に関する内容を十分に習得できたことが示唆された。また、参加者のプログラム受講前後の気分の状態の変化については、質問紙調査による有意な差はみられなかったが、プログラム終了後のアンケートやレポートから90% 以上の参加者がプログラムに参加して良かった、楽しかったと答えている。さらに、プログラムについて周囲に広めたいという意見や、今後の活動に活かせそうだという期待感、今後も学び続けたいという意欲も見られ、プログラムがエンパワーメント機能を持つ可能性も考えられた。}, pages = {91--103}, title = {CBRの考えに基づく保護者トレーニングに関わるインストラクター養成プログラムの効果}, volume = {70}, year = {2019} }