@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00014606, author = {濱沖, 敢太郎}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {Mar}, note = {本稿は、資質· 能力の三つの柱なる概念が改訂学習指導要領に導入された経緯を、その審議を行った二つの会議に注目して明らかにする。資質· 能力を中心とする教育改革は、社会変動を見据えてその必要性が主張される一方で、それが不毛な競争を煽ることなどへの批判が寄せられてきた。その中で、「資質· 能力」論の系譜における改訂学習指導要領の位置を明らかにすることは、その意義や問題を考える上で重要な作業であると考えられる。本稿の知見は以下の通りである。 第一に、資質· 能力と三つの柱は、教育課程の構造化を進めるために必要とされていた。第二に、資質· 能力の全体像を明らかにする手続きにかんして、審議のプロセスにおいては互いに異なる二つの方法が模索されていた。第三に、以上の問題が十分に解消されなかったことで、改訂学習指導要領における「資質· 能力」論には、焦点が互いに異なる複数の論理が混在することになった。}, pages = {169--185}, title = {「資質· 能力」論の収束 : 学習指導要領改訂をめぐる二つの会議に着目して}, volume = {70}, year = {2019} }