@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00014768, author = {福満, 博隆 and FUKUMITSU, Hirotaka and 石走, 知子 and ISHIBASHIRI, Tomoko and 末吉, 靖宏 and SUEYOSHI, Yasuhiro and 飯干, 明 and IIBOSHI, Akira and 橋口, 知 and HASHIGUCHI, Tomo}, journal = {鹿児島大学総合教育機構紀要}, month = {Mar}, note = {本学の共通教育では、平成28年度からカリキュラムを改訂し、体育・健康科学実習は、心身の育成や健康の管理法の修得を目指すための必修科目の初年次教育科目として位置づけられた。これは、本学学生が生涯にわたって健康で豊かな生活を営むための基礎的知識と身体運動を実践していく習慣を身につけることが、きわめて重要と考えているからである。本実習は、実習ノートをもとに、各自の身体能力について測定し、自己の形態や体力の現状を把握し、具体的な健康づくりに適した運動を安全に実施するための方法を学び、健康づくりの運動を行うための知識、技能、態度・習慣を身につけることができるように働きかけている。学生は、測定データを分析し、自己評価してレポートを提出している。今回の改訂では、学習目標の達成度を高めるために、そのレポートの中に今後の日常生活への課題を記述することを明記している。 共通教育で実施した「期末授業改善に資するアンケート」における体育・健康科学実習の学習成果に関する質問項目の結果をみると、概ね学習成果があったことがうかがえる。 しかし、これまでのアンケート調査では本実習科目の具体的な学習目標の成果についての質問は実施しておらず、実習における学習目標の到達度に関する研究報告もない。 そこで本研究は、体育・健康科学実習の受講生の学習目標の到達度を明らかにし、今後の授業内容や指導方法の改善および実習ノートの改訂のための基礎資料を得ることを目的とした。その結果、自己の体力の現状や身体的能力の理解度、運動の大切や運動不足と生活習慣病との関係の理解度、日常生活での身体活動や日頃からの運動の必要性を感じたこと、授業後も日常的な運動実践を行おうと思ったことにおいて、9割以上の学生が学習目標に到達できたと推察された。ただし、今後の運動実践がとても必要だと感じた学生の多さに比較して、運動実践を行うことを強く思った学生が少ない傾向がみられた。また、女子学生は、男子学生と比較して健康に関する知識の理解度は高くても運動実践に対する行動意欲は低い傾向があると推察された。さらに、医、歯学部と教育学部では、学習目標の到達度が高かったのに対して、水産学部と工学部が低い傾向が、農学部と法文学部では、学習内容の理解度や運動の必要性において学習目標の到達度が高かったが、運動実践への意欲は低い傾向が推察された。スポーツ実習開講情報は、7割以上の学生が知らなかったことがうかがえるが、6割の学生に受講希望者がみられた。男子学生は女子学生よりも受講希望者が多く、運動欲求が高い学生が多いことが推察された。受講希望種目の記述では、男子学生では、サッカー、テニス、バスケットボールとの希望者が多く、女子学生では、バレーボールとバスケットボールの希望者が多かった。今後の課題として、男子学生と女子学生および各学部の学生の特性を考慮した検討と配慮が必要であると考えられた。}, pages = {79--84}, title = {体育・健康科学実習における学習目標の到達度に関する研究}, volume = {1}, year = {2018}, yomi = {フクミツ, ヒロタカ and イシバシリ, トモコ and スエヨシ, ヤスヒロ and イイボシ, アキラ and ハシグチ, トモ} }