@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015124, author = {稲垣, 勉 and 澤海, 崇文}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {}, note = {本研究は,既知の関係性にある参加者で構成されている集団を対象に,構成的グループ・エンカウンター(Structured Group Encounter: 以下SGE)の経験を通じて,参加者のシャイネスが低減するか否かを検討したものである。25名の大学生を対象に,3回にわたりSGEを実施した結果,シャイネスの低減が認められた。 本研究と同様の枠組みで低減効果を検討した稲垣・澤海(2019)では,知り合いでなかった他者を含む集団を対象にSGEを実施し,シャイネスの低減がみられたことが報告されているが,本研究は,構成員が互いに既知である集団においても,それと同様の効果が認められることを示すものであり,SGEを用いてシャイネスを低減させるアプローチが広く使用可能であることを示唆している。 最後に今後の課題として,SGEを実施しない統制群を設けたり,一定のサンプルサイズを確保したりするほか,SGEを実施してから一定の時間が経過した後にシャイネスを再度測定し,SGEの効果が持続しているか否かを確認するといった点が挙げられた。また,本研究では対象にしていない潜在的なシャイネスについても,SGEを用いた介入の効果が見られるか否かを検討すべきであることが述べられた。}, pages = {49--56}, title = {構成的グループ・エンカウンターによるシャイネスの低減効果 : 構成員が互いに既知ある集団での検討}, volume = {71}, year = {2020} }