@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015125, author = {稲垣, 勉 and 澤海, 崇文 and 澄川, 采加}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {}, note = {本研究は,潜在連合テスト(Implicit Association Test: 以下IAT; Greenwald, McGhee, & Schwartz, 1998)で測定される潜在的(implicit)なシャイネスを低減させる手法として,対概念の活性化と自己との連合強化というアプローチを提案した。実験群の参加者に対し4日間,毎日の生活の中で2時間,普段より社交的に振る舞うよう教示を行い(対概念の活性化と自己との連合強化),特に教示を行わなかった統制群の参加者と,潜在的・顕在的シャイネス得点の変化を比較した。 分析の結果,対概念の活性化を行った実験群の参加者は,潜在的シャイネスの減少が認められた。一方で,対概念の活性化を行わなかった統制群の参加者には,こうした傾向はみられなかった。また,対概念の活性化は,顕在的なシャイネスを低減する効果はみられなかった。すなわち,本研究で提案した対概念の活性化と自己との連合強化は,顕在的シャイネスには影響しないが,潜在的シャイネスの低減に対して一定の影響力を持つことが示された。このことは,顕在的シャイネスと潜在的シャイネスを減じる効果がある手法が異なる可能性を示すものであり,今後は両者を組み合わせた効果の検証が望まれる。}, pages = {57--66}, title = {潜在的シャイネスの低減可能性の検討 : 対概念の活性化と自己との連合強化を通して}, volume = {71}, year = {2020} }