@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015128, author = {梅林, 郁子}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {}, note = {本稿は、日独の音楽科教科書を対象として、「諸外国の音楽」に係る教材内容と指導法の特徴を考察するものである。対象とする教科書は、日本の小学校5・6年生用2種(教育出版、教育芸術社)とドイツの中等教育学校1・2年生用2種(いずれもヘルプリング社)の、計4種とする。 日本では国全体の教育課程の基準として『学習指導要領』が定められており、教科書もこれに沿って作成されるが、『学習指導要領』では「諸外国の音楽」を主に鑑賞教材として示しているため、日本の教科書は「諸外国の音楽」を主として鑑賞領域で扱っている。一方でドイツでは、教育に関する権限が州にあり、国全体の統一基準は無い。そのため今回対象とする2種類の教科書も「諸外国の音楽」については、一方は、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカの3地域に限定してひとつの地域の音楽を深く学ばせる形を取り、もう一方は、日本の教科書のように鑑賞領域で多くの地域を扱う形を取るというように、出版社は同じでも、異なる編集方針に基づいている。さらに日独の教科書の相違点としては、ドイツの教科書では、「諸外国の音楽」を歌わせたり、曲に合わせてダンスなどをさせたりすることで、様々な地域の音楽を実践的な形で学ばせることと、「諸外国の音楽」を、楽典を学ばせる上での教材として扱うことが挙げられる。}, pages = {1--15}, title = {日独の音楽教科書にみる「諸外国の音楽」の教材内容と指導法 : 日本の小学校5・6年生とドイツの中等教育学校1・2年生の教科書の比較}, volume = {71}, year = {2020} }