@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015130, author = {坂田, 桂一}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {}, note = {今日、社会が複雑さを増し、教育への要求が多様化する中で、専門家教育としての教師教育及び教員養成の必要性が増している。そのような中で実践的な事例研究(ケースメソッド)としての授業研究は、教師の専門職性を向上させる上で重要である。 本研究は、技術科教員養成における授業研究の方法の一つとして実践記録の読み解きと授業の擬似的体験をもとにしたアプローチを提案する。より具体的には対象となる中学校技術科の教育実践の教授・学習過程とほぼ同様の体験と学習を行わせた上で、当該実践の評価を行わせた。その上で本研究は、その評価に関する記述を質的に分析することを通してこの授業研究の方法の教育効果について検討した。 その結果、学生らによる当該実践への評価は、「教師の指導やその意図に関する評価」「教材・教具に関する評価」「学習方法や学習内容に関する評価」「改善点に関する評価」といった4点に関わって記述されていた。またそれらの評価は学生らが体験の中で得た発見や実践記録への共感に関連づけながら記されていた。これらの結果や技術科教員養成の現在の課題と照らし合わせた上で、授業研究の方法の一部としての疑似体験は、技術科の教員養成の中でも技能を教授する授業を研究するにあたって有効な手立てとなると考えられた。}, pages = {27--38}, title = {技術科教員養成における体験をもとにした授業研究の方法 : 技能教授を目標とした授業を対象として}, volume = {71}, year = {2020} }