@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015135, author = {肥後, 祥治 and 前野, 明子}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {}, note = {本稿の目的は、最近のペアレントトレーニングの実践研究について、主に「地域」、「スタッフ養成」をキーワードに概観し、発達障害児の保護者支援の方法としてすでに有効性が立証されているペアレントトレーニングを、保護者にとって身近な地域で展開するための課題を検討することであった。その結果、以下の3 点が明らかになった。①地域における実践報告は専門機関での報告と比べてまだ少ないため、地域の機関において実施可能なプログラム展開および持続可能なシステム構築に関する実践研究に取り組む必要があること。②地域の潜在的な支援者をペアレントトレーニングのスタッフとして養成する実践報告も存在するがまだ少ないため、今後地域の実情に合わせたプログラム開発、展開が必要であること。③家族をスタッフとして養成する実践は、現時点では報告がほとんどみられないため、保護者にとって身近な社会資源の1 つである家族に焦点を当てた有効なプログラムの開発、実践の積み重ねが必要なことである。今後、以上の課題に取り組むことは、発達障害児の保護者支援において、保護者にとって身近な地域で必要な支援を受ける機会を保障する観点から重要な意義があることが示唆された。}, pages = {89--99}, title = {発達障害児の保護者へのペアレントトレーニング実施の日本における現状と課題 : 地域における実践とスタッフ養成の視点から}, volume = {71}, year = {2020} }