@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015755, author = {大渕, 貴之}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {Mar}, note = {西郷隆盛(18281-1877)の漢詩に、フランス遊学中の弟従道(通称信吾。1843-1902)に寄せた七絶「憶弟信吾在仏国(弟信吾の仏国に在るを憶う)」がある。その転句「欲離姑息却姑息」については、従来、諸家により一応の解釈が示されてきたものの、未だ全体の詩意から見て収まりの良い解釈は行なわれていない。小論では、当該句中に二度現れる「姑息」に焦点をあて、それが『礼記』檀弓上篇の一節を踏まえた措辞であったことを指摘する。これにより、該句及び本詩全体の意味を明確にすると同時に、幕末明治期を生きた士人の漢学的素養について、その一端を具体的に示したい。}, pages = {1--5}, title = {西郷隆盛「憶弟信吾在仏国」詩中の「姑息」について}, volume = {72}, year = {2021} }