@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015766, author = {梅林, 郁子}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {Mar}, note = {ドイツの中等教育学校の音楽科教科書は、中等教育の初期段階となる第5・第6学年から、①高等教育への進学を前提としたギムナジウム、または進学の可能性がある校種と、②ギムナジウム以外で高等教育への進学の可能性がある校種、並びに中等教育で一般の学校教育終了を前提とした校種、用の2種類が作成される。そこで本論文では、Ernst Klett 社による第5・第6学年用の①型Spielpläne 1(2013)と、②型musik live 1(2008)を対象として、「項目立て」、「作曲者・アーティスト」、「楽器」、「諸外国の伝統音楽」の観点から比較考察し、各々の特徴を明らかにする。 Spielpläne 1 は、musik live 1 より約100 ページ厚い。これは、やがて受験を迎えるアビトゥア(高等学校卒業兼大学入学資格)取得試験などを考慮してと考えられる。「項目立て」を見ても、Spielpläne 1 では「楽典」、「形式」に全体の2割を宛て、音楽の学習に重点が置かれているが、musik live 1 では「クリスマス」、「コンピュータで」など、生徒たちに身近な項目が立てられ、日常生活と音楽の関わりを重視している。また、Spielpläne 1 では、クラシック、ポピュラー共に、西洋が主となっている音楽にのみ多くのページを充てているが、musik live 1 では、少ないページ数のなかで、アジアやアメリカの伝統音楽も相応に学べるよう、編集されているといった違いが見られる。}, pages = {49--63}, title = {ドイツの中等教育学校初期段階における音楽科教科書の比較 : 将来の進路に基づく校種の違いに着目して}, volume = {72}, year = {2021} }