@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015775, author = {島, 義弘}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {Mar}, note = {実行機能の発達が他者の心の理解の発達を促すとされているが,実行機能のどのような側面がより強い効果を持つのかは明らかになっていない。本研究では幼児を対象とした実験を行い,他者の心の理解の発達に対する実行機能の影響を,実行機能を下位要素(抑制機能,認知的柔軟性,ワーキングメモリ)に分解して検討した。その際,従来の誤信念課題は実際以上にワーキングメモリを必要とするため,本研究では誤信念課題を改変して記憶負荷の軽減を試みた。分析の結果,他者の心の理解,実行機能のいずれも年少から年長にかけて向上すること,他者の心の理解の発達は実行機能の中でも認知的柔軟性の影響をより強く受けることが示された。他者の心的状態を推論するためには自己と他者の知識を切り離し,注意の焦点を自分自身の知識から他者の知識へと切り替える力が必要であると考えられる。}, pages = {185--192}, title = {実行機能の下位要素が心の理論に及ぼす影響}, volume = {72}, year = {2021} }