@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015935, author = {森井, 亮和 and 佐野, 智樹}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {Mar}, note = {運動指導の場面において,指導者にとっての受動的キネステーゼが学習者にとって重要な技術的ポイントとなる場合,運動指導上の問題が引き起こされる。本研究では筆者自身の〈後転〉の動感形態の中から意識の背景に沈んでいる受動的キネステーゼを顕在化させ,そして,顕在化したキネステーゼの意味構造を明らかにすることで指導現場に役立つ知見を提示することを目的とした。 本研究により,頭越し局面で「後頭部で身体を支える」という感覚が顕在化した。さらに,この後頭部による身体の支えは〈後転〉の頭越し局面において「手でマットを押すこと」を補助する機能を持つものであることが明らかとなった。 指導現場では「手でしっかりマットを押して」というアドバイスがよく聞かれるが,頸部の柔軟性に乏しく技術が未熟な初心者にとって,腕の力のみでマットを押し返して頭越しを行うのは至難の技である。こうした学習者には,「回転加速の技術」や「頭越しの技術」の習得を促すことはもちろんであるが,それと同時に後頭部で身体を支える感覚を形成させることが効果的であると考えられる。}, pages = {19--28}, title = {マット運動における〈後転〉の頭越し局面に関する発生運動学的研究}, volume = {73}, year = {2022} }