@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015939, author = {島, 義弘 and 中尾, 千花}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {Mar}, note = {後知恵バイアスは自己中心的推論を強めるため,他者の誤信念を正しく表象することに失敗してしまう。これに対して,驚きを経験することによって後知恵バイアスが軽減されると推論の道筋が修正され,誤信念課題の正答率が向上するという研究がある(佐藤・実藤,2013)。しかし,この研究では,誤信念理解の促進に必要とされてきた実行機能の個人差を考慮していない。そこで,本研究では佐藤・実藤(2013)の知見が,実行機能の個人差を考慮してもなお,再現されるのかを検討した。幼児71名を対象に3種類の誤信念課題と実行機能課題を実施した。その結果,驚きが喚起される非合理的物体入れ替え課題では誤信念理解が促進されるが,この効果は実行機能の個人差を統制すると消失することが示された。幼児期の自己中心的推論を抑制し,他者の視点に立った推論を進めるためには実行機能の発達が不可欠であることが示された。}, pages = {89--98}, title = {幼児の誤信念理解を促進する要因の検討 : 後知恵バイアスと実行機能}, volume = {73}, year = {2022} }