@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00015943, author = {清水, 香}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {Mar}, note = {成形と焼成の大きな柱をもつ陶芸は、その技能を反復練習によって身につけていく。地域で守られ、口伝達によって受け継がれてきた伝統技法は、いまも変わらず制作者の基礎となり、現代のものづくりを通して日常を支えているのである。筆者はこれまで、鋳込み成形の素材である泥漿に着目し、固体でも液体でもない可塑性を活かした流動体をつくりだし、泥漿を主とした成形方法の確立を目指してきた。しかし、研究を進めるなかでいくつかの問題点が明らかになった。一つは空隙が生じることによりおこる破裂である。二つ目に土の締め不足による亀裂であり、三つ目は焼成によりおこる造形物のゆがみである。これらの諸問題を解決すべく、土という素材の性質を再度捉えなおし、解決策を考察する。さらに新たな試みとして、電子顕微鏡を用いて肉眼では確認できない土の内部の状態を観察することで、各成形技法において素材に含まれる空隙等がどう異なるのか分析する。}, pages = {29--43}, title = {泥漿を用いた現代的成形技法の研究 : 素材の特性にかかわる諸問題}, volume = {73}, year = {2022} }