@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00016274, author = {橋本, 直樹}, journal = {経済学論集, Journal of economics and sociology, Kagoshima University}, month = {Oct}, note = {はしがき I 『資本論』における労賃“前払い”  1.本稿における労賃“前払い”・“後払い”とは  2.第2篇「貨幣の資本への転化」末で労賃“前払い”の前提が始まる  3 .第3篇「絶対的剰余価値の生産」第7章「剰余価値率」でも労賃“前払い” を継続。エンゲルスによる注28a  4 .第5篇「絶対的および相対的剰余価値の生産」第14章「絶対的および相対 的剰余価値の生産」においても労賃“前払い”を継続するものの,章末近く で終えられる  5.第6篇「労賃」以降は労賃“後払い”   (1)第6篇「労賃」において労賃“後払い”に復帰   (2) 第7篇「資本の蓄積過程」第21章「単純再生産」でも労賃“後払い” を継続 II 「賃労働と資本」(1849年)における労賃“前払い”  1.「賃労働と資本」における労賃観――労賃は“労資の勢力”を表わす――  2.初期マルクス労賃論の批判対象としての古典派の労賃「分け前」論   (1)古典派の労賃「分け前」論   (2)現代にも生きている労賃「分け前」論   (3)労賃「分け前」論に対する初期のマルクスの批判  3 .労賃「分け前」論を批判する際の重要な論拠としての労賃“前払い”    ――初期マルクスの分かりやすい特徴―― III 初期の限界をマルクスが克服していく過程(瞥見)  1.「賃労働と資本」において資本・賃労働間で売買される商品は労働 2.投下労働価値論の受容・継承・発展  3.経済学批判体系の端緒範疇が商品に確定  4.労働力が商品化する過程の把握  5.「労働力」商品の使用価値  6.「労働力」商品の価値,そして剰余価値  7.『資本論』の新たな視点――価値生産物―― IV 『資本論』における古典派の労賃「分け前」論への言及箇所  1.第16章「剰余価値率を表わす種々の定式」中の定式II における言及  2 .第21章「単純再生産」における労賃「分け前」論批判とヨリ高次の労賃“後 払い”  3.『資本論』における古典派労賃「分け前」論に対する批判(小括)  4.『資本論』における「賃労働と資本」からの2つの引用の意味 V 「賃労働と資本」(1891年版)へのエンゲルス「序言」について 【付論】エンゲルスの“物忘れ”}, pages = {35--62}, title = {マルクスの労賃"前払い”}, volume = {99}, year = {2022} }