@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00016323, author = {鵜川, 信}, journal = {南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers}, month = {Mar}, note = {薩南諸島の野生生物の多くは、森林に生息しており、これらの生息域の維持機構を明らかにすることは、当該地域の生物多様性の保全に重要な意味を持つ。とくに、森林の外形を構成する優占種の存続は生息環境の質を確保する上で必要不可欠である。本研究では、徳之島の常緑広葉樹天然林に4haの調査区を設け、そこに優占するスダジイとオキナワウラジロガシの個体群動態の特性を明らかにした。2015年に毎木調査を実施し、2003年のデータと併せて、スダジイとオキナワウラジロガシそれぞれの個体群動態の特性を推移行列モデルによって解析した。その結果、スダジイは新規で参入する個体が個体数の維持に大きく関与していた。一方で、オキナワウラジロガシは、大径木の個体の存続により、個体数を維持していた。本調査地では、2種の共存が確認できるが、個体群動態に示される生態的特性の種間差によって共存機構が形成されることが示唆された。}, pages = {11--13}, title = {徳之島の常緑広葉樹天然林における優占樹種の個体群動態}, volume = {57}, year = {2016} }