@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00016359, author = {久米, 元}, journal = {南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers}, month = {Mar}, note = {2015年11月に、野生個体群が奄美大島のみに生息する絶滅危惧種リュウキュウアユの生息個体数のモニタリング調査を実施した。合計8万尾を超える成魚個体が確認されたが、これは1990年に個体数調査を開始して以来、最高値であった。2011年以降、住用湾に注ぐ河川において個体数の増加傾向がみられており、2011年の豪雨による河川内の赤土等の洗い流し、瀬・淵の再生、産卵場として好適な浮き石状態の河床の生成等が、個体数が増加した主な要因として考えられた。一方、東シナ海側の焼内湾に注ぐ河内川の個体数は、1998年以降、数千尾以下と一貫して低位で推移しており、重点的に保護を進める必要がある。リュウキュウアユ、ボウズハゼ、ゴクラクハゼ、ナガノゴリ、シマヨシノボリの合計25個体の消化管内容物について解析した結果、リュウキュウアユ、ボウズハゼ、ナガノゴリの3種は付着藻類を専食しており、リュウキュウアユにとってボウズハゼとナガノゴリは餌を巡る競合関係にある可能性が示された。}, pages = {99--100}, title = {リュウキュウアユの保全生態学的研究}, volume = {57}, year = {2016} }