@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00016625, author = {千代田, 夏夫}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {Mar}, note = {エドマンド・ウィルソン(Edmund Wilson, 1895-1972)は20世紀を代表する米国文学批評家であるが、その考察対象は文学に留まらず広く社会現象にまで及んだ。本稿ではネイティヴ・アメリカンやフランス系カナダ人の民族性、そこから生じる民族問題に対して〈リベラル〉な態度で臨んだ彼が、アイルランド性という特定の民族性に関する限り、特にF・スコット・フィッツジェラルド(F. Scott Fitzgerald, 1896-1940)のそれに対して通俗的ステレオタイプを用いて否定的言辞を連ねることに注目し、その原因を〈ロスト・ジェネレーション〉作家の同輩にしてプリンストン大学の一期先輩として常に〈師〉としての座を構えつつ、〈ロスト・ジェネレーション〉作家の同輩たる創作者としてはその後塵を拝し続けたフィッツジェラルドへの愛憎半ばする関係に探る試みである。}, pages = {69--77}, title = {エドマンド・ウィルソンにおける〈民族〉 : F・スコット・フィッツジェラルドのアイルランド性をめぐって}, volume = {74}, year = {2023} }