@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00016752, author = {川西, 基博 and KAWANISHI, Motohiro and 酒匂, 春陽 and SAKOU, Haruhi and 高岡, ゆきの and TAKAOKA, Yukino}, journal = {南太平洋海域調査研究報告, Occasional papers}, month = {Mar}, note = {奄美大島の森林は固有種や絶滅危惧種を多く生育することが知られているが、現状では多くの林分が伐採され原生林は著しく減少している。そこで本研究では奄美大島の役勝川流域における自然林伐採の履歴を推定し、森林の発達段階と種多様性を明らかにした。空中写真判読から、役勝川上流域における森林伐採は1995年の前後に行われ、その後現在までの約30年間は再伐採が行われていないこと、それ以外の伐採のなかった林分は70年より相当に長い期間伐採が無かったと推察された。谷沿いの非伐採地ではシマサルスベリやウラジロガシが優占しており、着生植物のオオタニワタリやマツバランがみられた。谷沿いの伐採地は、ヒカゲヘゴ、イイギリ、ウラジロエノキなどの先駆性樹木が優占していた。尾根の非伐採地はオキナワジイやウラジロガシなどが優占し、DBH82.2cm の個体もみられた。尾根の伐採地は出現種数が最も多く、シャリンバイやノボタンなどの樹種が多く生育していた。以上のように、谷沿い、尾根ともに森林伐採によって種組成、種多様性が大きく変化したことが明らかになった。}, pages = {28--29}, title = {奄美大島役勝川上流域における森林の発達段階と伐採履歴}, volume = {61}, year = {2020} }