@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00016844, author = {栗和田, 隆 and KURIWADA, Takashi}, journal = {南太平洋海域調査研究報告, Occasional papers}, month = {Mar}, note = {薩南諸島をはじめ多くの地域では自然度の高い海浜域が開発によって消失、分断化されつつある。海浜域ではその特異な環境に適応した様々な生物が生息している。ハマスズDianemobius csikiiは体色が生息地の砂に酷似した海浜域に生息するコオロギの一種である。ハマスズは自然度の高い砂浜でしか生息できないとされており、近年個体数を減らしている。しかし、ハマスズの基本的な生態はほとんどわかっていない。そこで、まず砂に酷似した体色が実際に隠蔽色であるかどうかを検証し、実際に体色は隠蔽色として機能していることが示唆された。しかし、先行研究では砂に対する生息場所選好性がないことから、砂浜が分断化されると隠蔽色が機能しない可能性がある。次に、個体数維持にとって重要な交尾行動について基本的な記載をおこなった。その結果、一般的なコオロギ類の交尾行動とは異なる行動を示すことが明らかになった。この交尾行動は生息地の特異性から進化したのかもしれない。}, pages = {57--59}, title = {1-4-17. 海浜性昆虫ハマスズの基礎生態-体色の適応的意義と交尾行動}, volume = {63}, year = {2022} }