@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00002192, author = {濱田, 美智雄 and 山田, 健太 and 下田代, 智英 and 松本, 里志 and 角, 明夫 and 箱山, 晋}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-27}, note = {イネ(Oryza sativa L. cv. Hinohikari) 植物体内における水の挙動を知るため, 2個体/ポット, 湛水状態で育成した個体を測定時刻別に6個体を用い, 地表面上約10㎝の部位で切断した個体当たり出液速度の日変化を最高分けつ期の晴天日7月22日に計測するとともに, 地上部および根の乾物重, 葉面積を測定した。また同条件で育成した別の10個体の最上位展開葉を対象に, 同日の6:30~18:30まで1時間おきにスーパーポロメーターで蒸散速度を測定した。出液速度は夜明け前の3:00に最高値5g/plant・hrとなったのち徐々に減少し, 15:00に最少の値1.7g/plant・hrとなる変動を示した。一方, 個体あたり蒸散速度は日の出以降急速に増加し8:30に最大値比95%に達したが, 9:30~10:30に一旦20~30%低下したのち日中に最大蒸散速度77g/plant・hrとなり, その後は夕方に向かって減少する2頂型の変動を示した。午前中に蒸散速度が一旦低下した時間帯では、雲により日射が遮られておらず, 気孔抵抗もその日の中では最小に近い値を示し吸水不足にともなう気孔閉鎖も考えられないことから, 日の出とともに高まった光合成作用で葉の細胞や組織中に一時的に蓄積された光合成産物が葉の水ポテンシャルを低下させ, その回復に蒸散流の一部が振り向けられ蒸散速度の一時的低下が生じていたことが示唆された。}, pages = {7--16}, title = {イネにおける出液速度の日変化およびその蒸散速度との関係について}, volume = {61}, year = {} }