@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00002829, author = {今, 由佳里}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {}, note = {多様な音楽が溢れる現代社会において、音楽を聴くということ、そして学校における音楽鑑賞教育とはどのような役割を果たすことができるのであろうか。音楽を鑑賞するという行為は、流される音に身を委ねてただ聴取するだけでも私たちに心地よい感覚をもたらすものである。これが本来の音楽鑑賞の楽しみ方かもしれない。しかし、その音楽の内容について理解し、吟味できるようになると、さらに違った角度から音楽の味わいを楽しむことが可能となる。その聴取のきっかけをつくりだす場が、学校教育の音楽の授業ではなかろうか。日本の鑑賞授業は、教師が作品に対する解説を行い、その後CDを鑑賞、子どもたちが鑑賞した楽曲作品に対して感想を記述するという学習パターンがこれまで往々にして行われてきた。しかしながら、このような学習は、子どもたちが受け身になりがちであり、活発な学習活動へと展開しづらいという課題が見受けられる。本稿では、近年の日本の鑑賞授業について『教育音楽小学版』から実践例を取り上げ、分析・検討を行った。現在の学習内容を見ると、子どもたちの学習活動がこれまでの受動的な鑑賞学習から能動的な鑑賞学習へと転換しつつあるという傾向に気づかされるものであった。本稿では、音楽科における鑑賞学習の傾向と課題を明らかにし、学校教育における音楽鑑賞教育の意義について考えていきたい。}, pages = {49--54}, title = {音楽鑑賞教育に関する基礎的研究}, volume = {65}, year = {2014} }