@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00000286, author = {上村, 俊一 and 石橋, 瑞穂 and 後藤, 久仁子 and 三橋, 陽子 and 牛之浜, 寛治 and 浜名, 克己 and 中間, 認 and 大久保, 雅人 and 蔵前, 哲郎 and 橋口, 稔 and 元村, 泰彦 and 西, 清二 and 松崎, 和俊 and 荒川, 順一 and 運天, 朝哉 and 泊, 義輝 and 村山, 和哉 and 渕上, 新蔵 and 北島, 秀生 and 諏訪, 芳久 and 佐藤, 秀幸 and 松下, 俊彦 and 安村, 悦朗 and 草野, 勝徳 and 相原, 幸三}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-27}, note = {鹿児島県内の異なる4つの地区において飼養されているホルスタイン種および黒毛和種について, 分娩後の牛の子宮内膜炎に対するPGF_<2α>の治療効果および有効投与量を検討するため, 野外臨床試験を実施した.供試牛として, 日常の診療において分娩後の子宮修復遅延に基づく子宮内膜炎と臨床的に診断された分娩後20~246日の雌牛計123頭を用いた.供試牛はPGF_<2α>投与群として5mg, 15mgならびに25mg 1回の筋肉内注射区, 対照としてヨード液50mlの子宮内投与区および生理食塩液5mlの筋肉内注射区の5群に分けた.治療効果の判定は子宮腟部の色調および子宮頸管粘液検査, 直腸検査の触診による子宮の状態などをスコア化し, さらに血中あるいは乳汁中のプロジェステロン濃度の変化をあわせて評価した.その結果, 試験開始時123頭の内, 55頭は直腸検査で黄体が確認されながら, 血中プロジェステロン濃度は1.0ng/ml以下と非黄体期を示していた.総スコアでは, PGF_<2α>投与の15mg区, 25mg区およびヨード液投与区で試験開始時に比べ7~14日目では総スコアが有意に低下した(p<0.01).治癒率はPGF_<2α>投与の15mg区では12/20頭, 25mg区では11/19頭とPGF_<2α>投与の5mg区および生理食塩液投与区に比べて有意に優れていた(p<0.01).また, 試験開始時に黄体機能が低い牛群でも, PGF_<2α>投与の25mg区は生理食塩液投与区よりも有意に改善効果を示した(p<0.05).分娩後の牛の子宮内膜炎に対して, PGF_<2α>-Tham 15mgあるいは25mgを1回筋肉内投与することにより, 従来のヨード剤の子宮内注入より高い治癒効果が期待でき, また, 機能的黄体が存在しない場合でもPGF_<2α>-Tham 25mg投与は有効であった.}, pages = {15--21}, title = {牛の産褥期子宮内膜炎に対するプロスタグランジンF_<2α>の治療効果}, volume = {48}, year = {} }