@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00000291, author = {西尾, 晃 and 川原, 成明}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-27}, note = {クロルテトラサイクリンや鉛の妊娠中の摂取が母体, 胎仔および新生仔の発育にどのように影響するかを検討して以下の成績を得た.1.250,1,500および3,000ppmのクロルテトラサイクリンを含む飼料を妊娠ラットに, 妊娠7日から18日まで与えた.母ラットの体重増加が用量依存性に促進されたが, 用量に応じて吸収胚も増加し, 妊娠20日目の胎仔体重も抑制された.また, 骨格や内臓の異常例も増加した.しかし, 新生仔の発育は良好であった.2.5,50および500ppmの鉛を含む飲料水を妊娠ラットに, 妊娠7日から18日まで与えた.母ラットの体重増加は著明な影響を受けなかったが, 用量に応じて吸収胚の増加, 妊娠20日目の胎仔体重の抑制および出生時の新生仔死亡率が上昇した.また, 骨格や内臓の異常例も増加し, 新生仔の発育も遅延傾向を示した.3.250ppmのクロルテトラサイクリンと, 5,50および500ppmの鉛を妊娠ラットに, 妊娠7日から18日まで併用投与した.母ラットの体重増加は5および50ppmの鉛とクロルテトラサイクリンの併用投与で著明に抑制されたが500ppmの鉛と併用投与した群では抑制はみられなかった.鉛単独投与時にみられた吸収胚の増加や出生時の新生仔の死亡率が低下した.妊娠20日目の胎仔体重の抑制も鉛単独投与に比べ弱かった.また, 鉛単独投与時にみられた骨格や内臓の異常例の増加や新生仔の発育遅延傾向も軽減した.4.授乳期の母ラットに250ppmのクロルテトラサイクリンを与えると仔の発育が促進された.500ppmの鉛を与えると仔の発育が抑制された.両者を併用投与すると仔の発育は対照群と変わらなかった.以上の成績から, クロルテトラサイクリンおよび鉛の妊娠ラットへの単独投与は, ともに, 高用量では胎仔発育に悪影響を示すが, 両者を併用投与しても増強効果は認められなかった.}, pages = {87--96}, title = {クロルテトラサイクリンおよび酢酸鉛の母獣への単独投与と併用投与が胎仔と新生仔の発育におよぼす影響}, volume = {40}, year = {} }