@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00003094, author = {長嶋, 俊介}, journal = {南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers}, month = {2016-10-27}, note = {デング熱対策実践調査で、小島内の社会制度・人間関係・各種社会実践とその課題を追跡した。ピス・パネウ島ではかつて貧栄養児童対策で、学校・島内地域が動き、州政府そして海外支援プログラムが理想的に展開した。しかし支援打ち切り後、家庭菜園他。のプログラムは、独り立ちしなかった島内ゴミ問題をはじめ島リーダーに形式的強制権と自覚はあっても、実施(Implementation)権は付与されていない。そこに制度的課題がある。ピンゲラップ島では、犬駆除・青年勤勉・道路清掃に成功した経験がある。議会・行政事務所が常設され、法治社会的構造・宗教的秩序と伝統的首長制とが三位一体的で統制のとれた社会が厳存していた。しかし調査機関前から後者一揆に民主化に進み、勤勉強制制度は衰退し、臨時的家庭菜園策は非支援終了後直ちに崩壊し、居住域外道路の藪道化が進展した。一方では別の社会的経済的活動の活性化が進んでいる。脱伝統的権威の新体制下でのガバナビリティ(統治主体能力)構築が両島の共通課題であるが展望は暗くない。}, pages = {79--84}, title = {ピンゲラップ島およびピス・パネウ島での社会的関係資本 : 企業・外部連携・社会変革・党内行政}, volume = {56}, year = {} }