@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00003388, author = {松本, 舞恵 and MATSUMOTO, Makie and 下川, 悦郎 and SHIMOKAWA, Etsuro and 地頭薗, 隆 and JITOUSONO, Takashi}, journal = {鹿児島大学農学部演習林研究報告, Research bulletin of the Kagoshima University forests}, month = {Dec}, note = {表層崩壊跡地における棺生の自然的回復過程を明らかにするため, 鹿児島県北西部の紫尾山風化花崗岩地域に分布する新旧の崩壊跡地において植生調査を行った。(1) 崩壊後20年経過した斜面では, 侵入木本植生はヒサカキ, スギ, ネジキが多かった。その樹齢は大部分が5年以下であり, サイズも小さいものが多かった。(2) 崩壊後56年経過した斜面ではヒサカキが最も多く, その他, ヤブコウジ, ナガバモミジイチゴ, ネズミモチなどの低木種, スダジイ, タブノキなどの高木種の稚樹も多く出現した。ほとんどの樹種は樹齢10年以下の個体数が多いが, オオバヤシャブシ, エゴノキ, ハゼノキ, ヤマザクラは若い個体が少なかった。(3) 植生の侵入位置は周縁部や緩傾斜部に集中していた。樹齢別に分布をみると, 若い個体は周縁部に集中しており, 樹齢の高い個体はほぼ全域に散在していた。(4) 木本植生は当初多量に侵入するが, その大部分は約10年間のうちに消失するようである。(5) 崩壊跡地において, 侵入木本植生の個体密度は初期に急激に増加して最大値をとった後, 減少して平衡となる。一方, 種数は初め急激に増加した後, 平衡状態に達する。(6) 林床植生は, 崩壊後20年の斜面ではススキが, 56年目の斜面ではフユイチゴが優占していた。一年生植物は, 崩壊後20年の斜面には認められたが, 56年目の斜面には出現しなかった。}, pages = {105--122}, title = {表層崩壊跡地における植生の回復過程}, volume = {24}, year = {1996}, yomi = {マツモト, マキエ and シモカワ, エツロウ and ジトウソノ, タカシ} }