@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00003403, author = {馬田, 英隆 and UMATA, Hidetaka and 井之上, 俊治 and INOUE, Toshiharu and 内原, 浩之 and UCHIHARA, Hiroyuki and 芦原, 誠一 and ASHIHARA, Seiichi and 松野, 嘉昭 and MATSUNO, Yoshiaki}, journal = {鹿児島大学農学部演習林研究報告, Research bulletin of the Kagoshima University forests}, month = {Dec}, note = {屋久島は1993年に世界自然遺産に登録された。この島には1,000年以上の齢を持つヤクスギが生育しているが,このような高齢のヤクスギはその高価さ故に過去500年間にも及ぶ伐採によって減少し,今ではわずか1,000本を数えるにすぎない。本研究ではこれら高齢のヤクスギのクローンを挿し木によって得ることを試みた。挿し穂は推定樹齢880年,1150年,1340年,1480年の高齢天然ヤクスギ4個体と,85年生の若齢人工植栽ヤクスギ1個体から採取した。挿し穂を0,100,200,400ppmのNAA液で24時間処理してから挿し木を行い,5ヶ月後に発根状況を調査した。高齢ヤクスギにおいては0ppm処理において30%以下の発根率ではあったが,発根能力を維持していることが明らかになった。これに対して若齢ヤクスギでは発根が認められず,その原因として個体間の遺伝的な差異が影響しているものと考えられた。NAA処理においては発根率,発根数そして根長は供試木によって異なり,5個体のヤクスギは発根が容易な群と困難な群の2つに分かれた。すなわち,100ppmで100%近い発根率を示す感受性の高い個体群と,NAA濃度の増加とともに発根率の高くなる感受性の低い個体群であった。根の本数と長さは濃度が増すごとに増加した。しかし,いずれの個体においても400ppmのNAAで処理すると発根率は70~100%となり,充分実用に耐える得苗率が得られた。若齢のヤクスギのNAAに対する反応は感受性の低い高齢ヤクスギ個体の反応と類似した。このことから,今後の増殖試験において,85年生のヤクスギは発根性の低い高齢ヤクスギの代替品として利用可能と考えられた.}, pages = {65--72}, title = {樹齢1000年を超すスギ挿し木の発根}, volume = {33}, year = {2005}, yomi = {ウマタ, ヒデタカ and イノウエ, トシハル and ウチハラ, ヒロユキ and アシハラ, セイイチ and マツノ, ヨシアキ} }