@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00003427, author = {安藤, 貴朗 and 上村, 俊一 and 浜名, 克}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-27}, note = {黒毛和種経産牛において,CIDRと他のホルモン製剤を併用して発情の同期化処置を行った。CIDR処置は,様々な発情周期のステージにある142頭の牛に行った(挿入日=Day O)。供試牛は4つのグループに分け,A群(n=34):CIDR8日間挿入,B群(n=54):CIDR8日間挿入および挿入時GnRH 100μgの筋注,C群(n=20):B群においてCIDR除去後2日までに発情を示さなかったものに対して,Day 10にEB 1mg を筋注,D群(n=34):CIDR8日間挿入および挿入時にEB 2mg 筋注と,さらにDay 9にEB 1mg 筋注した。全頭に対し,CIDR除去1日前(Day 7)にPGF_<2α>を25mg筋注した。臨床検査は,CIDRの挿入日(Day 0),除去日(Day 8),除去後13日(Day 21)の3回行った。検査項目は,直腸検査,膣検査,血中プロジェステロン(P_4)とエストラジオール-17β(E_2)濃度を測定した。供試牛全体で,発情が誘起されたものは141/142頭(99.3%)であった。また,発情発現日はCIDR除去後2日に68.8%,3日に24.1%となった。排卵が誘起されたのは117/142頭(82.4%)で,受胎したのは58/134頭(43.3%)だった。B群は高い受胎率24/46(52.2%)を示した。CIDR除去から発情までの間隔は,A,B,C,D群でそれぞれ2.2±0.4日,2.3±0.6日,3.3±0.6日,2.1±0.2日となり,C群で有意な差がみられた。CIDR挿入時の黄体の有無による分類では,発情発現率,排卵率,受胎率に有意な差はみられなかった。血中P_4およびE_2の濃度は,Day 0,8,21で有意な差はみられなかった。本研究の結果から,CIDRとPGF_<2α>の投与により高い発情同期化率および排卵率が得られた。CIDR挿入時にGnRHを併用することにより,受胎率が向上した。発情発現と処置開始時の黄体の有無により,併用するホルモン剤の種類と投与時期を検討する事で,受胎率の向上が見込まれる。}, pages = {51--57}, title = {膣内挿入型プロジェステロンとホルモン製剤を併用した黒毛和種経産牛の発情同期化}, volume = {53}, year = {} }