@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00003446, author = {佐藤, 平二 and 渋谷, 明宏 and 岡本, 嘉六}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-27}, note = {緑膿菌自家融解ワクチンの生体に対する細胞のレベルの免疫学的試験行い, 以下のような結果を得た.1.MMAFワクチンによる免疫後γ線を照射したマウスから経時的に脾臓細胞, 腹腔細胞, 血清をとり, 正常マウスに輸注した免疫伝達試験によれば, 照射後12日目のマウスは何れの因子にも十分な伝達能を欠いていた.2.MMAFワクチンは19S溶血素産生細胞の速やかな増加を促し, 細胞の増加は, MMAF接種後5日目にはすでに高い増加を示し, 12日目に最高となり徐々に減少する.γ線照射を受けたマウスは12日目まで溶血素産生細胞は著しく減少するが, SRBC免疫前のMMAF接種は細胞の減少は防止しえないものの, その程度は弱く, 回復も速い.3.MMAFワクチンはVero細胞の増殖を促進する.4.MMAFワクチンはマクロファージ遊走阻止因子を産生させない.5.カラジーナンをMMAFワクチン接種の前または同時に投与すると, ワクチンの免疫産生を阻害するが, 免疫後のカラジーナン投与は, 防御能を余り低下させない.また, MMAFワクチンには抗LPS抗体産生細胞を増加させる効果があるが, この効果はマクロファージ依存性である.6.ラットにおいてはMMAFワクチンの接種により, 血清補体価(Classical pathway)が僅かに上昇するが, 別経路補体活性には影響が見られなかった.7.マウスにおいては, モルモット抗マウス胸腺細胞血清の投与は, MMAF接種の前後を問わず, 感染防御能の誘導に影響を与えなかった.また, マウスではMMAF接種により高まるSRBC溶血素産生細胞の増加は, ATSにより阻害されるが, 抗LPS抗体産生細胞の増加はATSによる影響を受けなかった.8.MMAFワクチンはイヌにおいてはEACロゼット形成リンパ球数を増加させる事が明らかにされた.}, pages = {97--107}, title = {緑膿菌自家融解ワクチンの生体の免疫反応に及ぼす影響}, volume = {40}, year = {} }