@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00003807, author = {飯干, 明 and Iiboshi, Akira}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {2016-10-27}, note = {大学生を対象に,講義を通して体育に対する行動を変容させるためこは,体育手段を身体活動,栄養,休養の3本柱に限るのではなく精神活動や環境刺激も加えた,全生活型体育に関する講義を行うことが効果的と考えられる。本研究は,本学の必修科目である「体育・健康科学理論A」を受講した本学1年生107名を対象に,体育手段として身体活動,栄養,休養のほかに精神活動,環境刺激を加えた全生活型体育に関する講義を行った後で,それぞれの体育手段に対する受講生の行動変容の段階を調べた。その結果,対象者全体でみると,身体活動については,『体育運動』の「スポーツ」で行動変容の後期段階(実行期と維持期をあわせたもの)が73.1%と高い値を示し,「トレーニング」も60.2%と高い値を示していた。また,『生活運動』の後期段階では「歩行」が61.3%と高い値を示し,「姿勢」は49.5%であった。栄養については,「朝食をとる」の後期段階が66.7%で高い値を示し,「質のとり方」の後期段階も60.4%と高い値を示したが,「良く噛む」の後期段階は41.7%であった。休養については,『積極的休息』の後期段階が67.0%と高かったが,『生活リズム』は48.4%であった。精神活動の後期段階は,「健康への関心」が79.2%と高く,「運動時の行い方の工夫」も62.5%と高かったものの,「読書」の後期段階は42.7%であった。環境刺激については,「空気・緑」などの『自然環境刺激』の後期段階は68.5%と高かったが,「入浴・マッサージ」などの『人工環境刺激』の後期段階は42.7%であった。これらのことから,体育の効果をあげるためには,講義において,様々な体育手段を合理的に取り入れる全生活型体育に関する講義を行うことが効果的であると考えられる。今後は,身体活動に比べると後期段階の少ない傾向にあった休養(生活リズムや睡眠の時間帯)と環境刺激(入浴・マッサージ)の重要性を強調していく必要があると考えられる。}, pages = {109--121}, title = {全生活型体育に関する基礎的研究}, volume = {58}, year = {} }