@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00005025, author = {下原, 美保}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {2016-10-28}, note = {本論では、かつてウィリアム・スタージス・ビゲロー(一八五〇~一九二六)が所蔵し、現在、ボストン美術館で保管されている「物語図断簡」(Section from an unidentified illustrated narrative)(mfaNo.11.7156)が、徒然草一八三段を絵画化したもので、手がけたのは住吉具慶(一六三一~一七〇五)であることを明らかにした。ボストン美術館本が、具慶筆「徒然草図下絵」(斎宮歴史博物館蔵)と、寸法や同段の図様、絵画的特徴(表情豊かで癖のある顔貌描写、状況にあわせて様々なポーズをとる登場人物、逐語的で劇的な演出方法等)が近似していたためである。また、同じ理由で、「徒然草図」(個蔵)、「(同)」(江戸千家蔵)、「(同)」(東京国立博物館蔵)の三本も、具慶の 「徒然草図下絵」を底本とした作品として位置づけ、住吉派で編纂された『倭錦』具慶の条の「徒然草大色帋数有」とは、これら一連の作品を指すものと推測した。}, pages = {23--31}, title = {ボストン美術館蔵住吉具慶筆「徒然草図」について}, volume = {63}, year = {} }