@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00005239, author = {宇都宮, 直樹}, journal = {南太平洋海域調査研究報告=Occasional papers}, month = {2016-10-28}, note = {果樹は永年作物であるため,その栽培適応範囲は温度,水分,土壌などの環境条件によって限定されてくるが,特に,温度によってその範囲が大きく左右される。我が国では熱帯・亜熱帯果樹の栽培は奄美大島以南や伊豆諸島など温度が十分に得られる地域でのみ可能である。しかし,亜熱帯果樹は熱帯果樹に比べると生育にそれほど高温を必要とせず,また,耐寒性も優れるため,本州,四国,九州の冬季に比較的温暖な地域では柑橘類の転換作物として亜熱帯果樹を導入栽培しようとする試みが最近盛んになってきている。ところが,このような地域では夏季は25℃以上の高温になり,冬季になると10℃以下の低温が数か月続くため,年平均気温が15~20℃で季節による気温較差のあまりないような条件を好む亜熱帯果樹類にとって必ずしも生育に適した温度条件が得られるとは限らない。このような好適とは言えないような条件下で導入栽培を行なうには導入しようとする果樹の生育特性を十分に理解し,その地域に適した栽培方法を確立することが大切である。亜熱帯果樹には多くの種類があり,これらを明らかにすることが温帯における亜熱帯果樹の栽培を行なう上で何らかの手掛かりを与えてくれると思われる。そこで,ここでは亜熱帯果樹における生育特性と温度との関係や耐寒性などについて述べてみる。}, pages = {29--48}, title = {亜熱帯果樹の生育特性と温帯における栽培の可能性について}, volume = {19}, year = {} }