@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00005881, author = {TOYOSHIMA, Mitsuo and 豊島, 光雄 and OKUNO, Toshiomi and 奥野, 壽臣 and MAEGAKI, Yoshihiro and 前垣, 義弘 and YONEE, Chihiro and 米衛, ちひろ and MARUYAMA, Shinsuke and 丸山, 慎介 and NEROME, Yasuhito and 根路銘, 安仁 and TAKEI, Syuji and 武井, 修治 and KAWANO, Yoshifumi and 河野, 嘉文}, issue = {1}, journal = {鹿児島大学医学雑誌, Medical journal of Kagoshima University}, month = {}, note = {目的 : ヒトヘルペスウイルス6型(Human herpesvirus-6; HHV-6) はこれまでに様々な慢性神経疾患との関連が報告されてきたが、抗リン脂質抗体症候群との関連は検討されていない。本研究はHHV-6の初感染と抗リン脂質抗体症候群との関連を明らかにすることを目的とした。 方法 : 第一に、乳幼児期の抗リン脂質抗体(抗カルジオリピン抗体IgG;aCL-IgG、抗カルジオリピン抗体IgM;aCLIgM、anti-β2 glycoprotein-1;β2GP1 抗体)の陽性率を年齢ごとに検討した。対象は発熱、血管障害、心血管障害のない85人の小児であり、生後3-6か月、7-11か月、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳、6歳の各群に分けた。第二に、HHV-6の感染の既往と抗リン脂質抗体の陽性率について検討した。対象は第一の研究とは別の乳幼児であり、発熱やHV-6の初感染(突発性発疹)が疑われた62人(生後7~23か月)とした。発熱から1週間以内の急性期とその約2週間後に採血を行い、HHV-6 に対する抗体価から未感染群、初感染群、既感染群に分けて抗リン脂質抗体の陽性率を比較した。 結果: 生後6か月以下の乳児ではすべての抗リン脂質抗体は検出されなかった。生後7か月から3歳にかけての乳幼児ではaCL-IgGが高率に検出された(7~11か月群;50%、1歳群;54.5%、2歳群;30.8%、3歳群;30.0%)。4歳群ではaCL-IgGの陽性率は10%に低下し、5歳以降に陽性例はなかった。aCL-IgMは5歳群の一例でのみ陽性であった。β 2GP1抗体は全年齢群で陽性例はなかった。aCL-IgG陽性率はHHV-6未感染群(27.8%、5/18例)よりも初感染(59.4%、19/32例) で有意に高かった(p value < 0.05)。 結語: 母体からの移行抗体が減少し、乳幼児が様々な感染症に罹患する時期にaCL-IgGが出現し、HHV-6の初感染時にaCL-IgGが誘導されることが明らかとなった。}, pages = {5--13}, title = {Anticardiolipin-IgG Induction is Associated with Primary Human Herpesvirus-6 Infection.}, volume = {66}, year = {2014} }