@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00005918, author = {桶田, 洋明}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {2016-10-28}, note = {本稿は具象的で3次元的表現の油彩画における,絵の具層の透明度の役割について参考作品および試作をもとに考察・検証している。ファン・デル・ウェイデンら初期フランドル派の作品からバロック派,モネら印象派の作品までを取り上げ,それぞれの絵の具層と透明度の役割および画面の明度差と透明度の関連について検証した。時代を経るとともに絵の具層は厚くマチエールも荒くなり,不透明層が増していくが,油彩画の基本的な表現方法のひとつである,画面の明部は不透明層中心に,暗部は透明層を中心にするという,いわゆる明度差によって絵の具層の透明度を変えることで事物の立体感の表出を助長することや,画面に置かれた絵の具の透明層,不透明層と空間表現との関係は,異なる距離の表現において双方の境目の一方に透明層,もう一方に不透明層を用いることが効果的であることが理解できた。これらについて実証するために,絵画系列の学生による試作品を制作し,絵の具層における透明度の役割を再確認した。}, pages = {49--63}, title = {油彩画における絵具層の機能に関する一考察}, volume = {66}, year = {} }