@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00006443, author = {上村, 俊一 and 宮崎, 康郎 and 安藤, 貴朗 and 浜名, 克己 and 榎元, 勝治 and 渕上, 新蔵 and 永野, 理樹}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-28}, note = {分娩後の無発情牛に対する, 膣内プロジェステロンCIDRの挿入と性腺刺激ホルモン放出ホルモンGnRHの併用による治療効果を検討した.供試牛は, 卵巣静止(97頭)および鈍性発情(109頭)と診断された黒毛和種206頭である.CIDRの挿入期間により牛群を8日群(87頭)と12日群(119頭)に分け, 8日群のうち, 67頭にはCIDR挿入時GnRH 100μgを筋肉注射した.CIDR除去後, 発情発現を観察するとともに, CIDR挿入前後の血中プロジェステロン(P_4)濃度を測定した.その結果, CIDR除去後, 185/206頭(89.8%)に発情がみられ, 特に8日群で2日(46/81頭, 56.8%), 12日群で3日(45/104頭, 43.3%)に多くみられた.170頭に人工授精が行われ, 74頭(43.5%)が初回授精で受胎したが, 牛群間に差はみられなかった.卵巣所見では, 卵巣静止で両群間の受胎率に差はみられず, 鈍性発情では8日群でGnRHを投与した牛群の受胎率が64.3%(18/28頭)と12日群の35.7%(20/56頭)より有意に高かった.CIDR挿入時の血中P_4濃度は, 卵巣静止で0.3ng/mlと鈍性発情の2.8ng/mlより有意に低かったが, 挿入中およびその後の発情時や黄体形成時には卵巣所見による差はなかった.分娩後の無発情牛に対する8日と12日間のCIDR挿入により, CIDR除去後7日以内に発情が誘起され, 特に2日と3日に多くみられた.一方, 受胎率は, 卵巣静止では挿入期間による差はみられなかったが, 鈍性発情ではCIDRを8日間挿入し, GnRHを併用した牛群が12日群より有意に高くなり, 卵巣状態によりCIDRとGnRHの併用による治療効果の異なることが明らかとなった.}, pages = {57--62}, title = {膣内プロジェステロンとGnRHの併用による分娩後無発情牛の治療効果}, volume = {50}, year = {} }