@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00006784, author = {桜井, 芳生}, journal = {鹿児島大学法文学部紀要人文学科論集, Cultural science reports of Kagoshima University}, month = {2016-10-28}, note = {現代社会の属性として,情報社会という観察がよくなされる。しかし,情報の流通・譲渡にはいくつかの困難・パラドックスがあるようにおもわれる。本稿では,「コピ太郎のパラドックス」「立ち読みのパラドックス」「猫に鈴のパラドックス」「ここだけのパラドックス」などの諸パラドックスが,情報の流通・譲渡には生じやすいことを,まず確認する。つぎに,家元制と呼べる情報譲渡システムによっては,これらのパラドックスの克服が可能であることをしめす。以上の分析をふまえて,「情報社会」(情報の譲渡量が増大する社会)においては,「家元」化社会の性格が増大する蓋然性が存する,という<予想>を提起する。最後にこの考究がもたらす社会観的含意についてもふれる。}, pages = {77--96}, title = {情報流通の諸パラドックス-情報社会→家元化〈予想〉-}, volume = {42}, year = {} }