@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00008576, author = {和田, 信哉}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {2016-10-28}, note = {平成20年と21年に告示された小・中・高等学校の新しい学習指導要領では,言語活動の充実が謳われている。それに伴い,算数・数学科を対象にした数学教育に関する論考の中で,「表現活動」ということばを目にするようになったが,その意味は明確なものではない。そこで,本稿は,数学教育における表現活動の意味を検討することを目的とした。その結果,主として次のことを指摘した。(1)数学教育における表現には対象としての表現と方法としての表現がある。それらは主として視覚的な表現であり,聴覚的な表現は前者には含まれないが後者には含まれる。(2)表現活動には「表現する」行為と「解釈する」行為が含まれ,後者には思考や判断,よさ・美しさの感得も含まれる。(3)表現活動の過程には,一つの表現様式に対する構成,操作,解釈のサイクルから成る局所的な表現活動と,複数の表現様式に渡る連続的な意味の発展過程である大局的な表現活動とがある。(4)説明する活動では,対象としての表現を明示しながら方法としての表現を用いることが必要であり,説明をする者だけでなく説明を受ける者に対する指導も重要である。}, pages = {29--38}, title = {数学教育における表現活動に関する一考察}, volume = {64}, year = {} }