@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00008580, author = {深川, 和良 and 石田, 正治 and 稲森, 龍一 and 越間, 巽 and 長谷川, 雅康}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 自然科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Natural science}, month = {2016-10-28}, note = {幕末期薩摩藩では日本の近代化の先駆けとなる集成館事業が、藩主島津斉彬の主導のもとに展開された。この事業は、多岐にわたる技術分野で行われた。その中で、紡績事業は代表的な先進事業であり、日本の近代綿紡績の生みの親とも位置づけられる。また、製織技術においても高い技術を有してきた。これまで欠落していた斉彬時代の紡織技術の空白を埋めることのできる一次史料『薩州見取絵図』が見出された。その中に、水車動力で駆動された大幅機(広幅織機)の絵図が3枚あり、さらにツメ車と歯車の写真などを基に復元を試みた。設計、部品製作、組立・調整の過程を経て、復元機がほぼ完成した。この復元をすることにより、当時の製織技術の高さを痛切に感じ、かつ未解明の技術的課題が残った。また、現代の製織に関連する諸技術の変化にも直面し、その記録保存の重要性についても認識を持つことができた。本稿では、復元の一連の過程を述べ、斉彬時代の製織に関わる技術について考察する。}, pages = {83--111}, title = {島津斉彬時代(薩州見取絵図)の大幅機の復元}, volume = {64}, year = {} }