@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00008582, author = {深瀬, 浩三}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Cultural and social science}, month = {2016-10-28}, note = {本論文は,1970年代に農業構造改善事業の実施によって発展した花卉施設園芸が,30年以上経過した現在まで,どのように花卉生産を維持しているのかを名古屋近郊の岐阜県神戸町におけるバラ生産を事例に考察した.とくに,バラ生産農家の組織化や専門的な経営に着目した.2008年時点で,神戸町バラ生産組合は9戸で構成され,年間約350万本のバラが出荷されている.基本的には個人経営であるが,自己資金で生産規模の拡大を図ることが困難なため,1970年代から1990年代半ばにかけて組合組織として県の農業補助事業を継続的に実施することで,バラ生産を拡大させてきた.また,一部の生産者で新たな組合をつくることで生産組織の再編を図っている.バラ生産については,1990年代半ばにほとんどの農家が土耕栽培から養液栽培に転換し,コンピュータ制御によるハウス施設の管理によって計画的な周年生産が行われている.近年では,輸入バラの増加などによる価格低迷から,農家はコスト節減を図ることで経営の安定を模索している.バラの出荷販売については,バラが多品種で品種更新が著しい商品性格であるため,共販体制はとらずに農協を通して個選個販で中京圏の花卉卸売市場を中心に出荷販売している.}, pages = {27--40}, title = {名古屋近郊におけるバラ生産組織の形成と経営 : 岐阜県神戸町を事例として}, volume = {64}, year = {} }