@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00009121, author = {杉原, 薫}, journal = {鹿児島大学教育学部研究紀要. 教育科学編, Bulletin of the Faculty of Education, Kagoshima University. Studies in education}, month = {2016-10-28}, note = {近年大きく進展しているグローバル化は各国の人口構成や法制度,人々の意識を大きく変えつつある。学校もまたこうした動きと無縁ではない。学校に通う子どもたちの多民族化,多文化化は進み,今や学校の教室の子どもたちの多様性は増し,学校は特定の文化を習得する場であるだけでなく,文化接触の場ともなっている。そのような状況の中で教員にはマイノリティである外国人児童生徒のニーズにどのように応えるのかといった観点はもちろんのこと,外国人児童生徒の存在をプラスに捉え,日本人児童生徒も外国人児童生徒も含めたすべての子どもたちに他者を認め,尊重する態度を養うという観点が求められているが,現状として我が国では外国人児童生徒に対して日本の学校への「適応」を求める傾向が強く,多様性は奪われてし まっている。こうした現状を改善するためには,多様性を活かし,多様な子どもたちの存在を教室の財産とみなす教員の存在が欠かせず,大学の教員養成課程においてもこうした観点に基づくカリキュラムの構築が必要である。その際,近年ドイツのように日本以上に多民族化,多文化化が進んだ国々が推し進めている多様性を受け止めたうえで両者を社会的に包摂する「共生」という視点を参考にすることができるのではないだろうか。}, pages = {91--100}, title = {多文化社会おいて求められる教員養成に関する予備的考察}, volume = {67}, year = {} }